iphone修理について・正規店と非正規店、どちらで直す?メリットとデメリット
iphone修理について、正規店と非正規店、それぞれを利用する場合のメリットとデメリットを紹介しています。水没の際の対処法も紹介しています。
いつでもどこでも持ち歩くiphone。大切なデータも入っていることですし、もしもこわしてしまったら、すぐに修理に出さなければなりません。iphoneは、正規店と非正規店、どちらでも修理が可能です。この記事では、iphoneの修理について、正規店と非正規店のメリット、デメリットも含めて解説しています。iphoneの修理を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
iphoneの修理方法

iphoneがこわれてしまった場合は、Appleが認定している「正規修理店」で修理するか、街角にあるAppleが認定していない「非正規修理店」のどちらかで修理します。どちらで修理する場合でも、メリットとデメリットがあるのでご紹介します。
Appleが認定する正規修理店でiphoneを修理

Appleが認定する正規修理店とは、以下のような店です。
Appleが運営する「Apple Store」のほか、「ビックカメラ」「カメラのキタムラ」「クイックガレージ」がiphoneの修理を行っています。
正規修理店で修理する場合のメリットとデメリットをチェックしましょう。
正規修理店でiphoneを修理するメリット
AppleCare+が使える
正規店でiphoneを修理するメリットは、なんと言っても「AppleCare+」が使えることでしょう。AppleCare+は、Appleが行っている保証プログラムで、加入している人は、加入していない人よりも安く修理してもらうことが可能です。AppleCare+は製品購入日から30日以内に、デバイスから購入します。AppleCare+を購入することにより、盗難や紛失の際の保証のほか、「背面ガラスの損傷」「過失や事故によるそのほかの損傷」の修理が受けられます。
修理の際は、代替機の貸し出しや優先アクセスのほか、ハードウェア製品保証やソフトウェアのサポートが受けられます。
正規部品が修理に使われるので安心
修理の際に使われる部品は、当然ながらAppleの正規部品です。この点では、やはり正規修理店のほうに安心感があるといえるでしょう。
正規修理店でiphoneを修理するデメリット
修理費用が高い
正規修理店で修理すると、AppleCare+を使ったとしても、非正規修理店で修理する場合よりも、その費用は高くなります。AppleCare+への加入にお金がかかるうえ、修理のときに、さらにお金を払わなくてはなりません。修理内容によっては、合計で2万円以上になることもあります。
水没修理は保証対象外
AppleCare+では、水没修理は保証の対象外です。
修理に時間がかかる
正規修理店での修理は時間がかかります。修理には1週間前後の期間がかかるのが一般的です。
データが消えてしまう
正規修理店での修理では、iphoneの内部をまるまる入れ替えて修理することが多いため、内部のデータは、バックアップをとっていない限り消えてしまいます。これは正規修理店に修理を依頼する大きなデメリットだといえるでしょう。
Appleが認定していない非正規修理店でiphoneを修理

Appleが認定していない非正規修理店とは、ショッピングセンターの中や、街中によくあるスマホ修理店のことです。iphoneの修理に限っては「非正規」と呼ばれることが多いので心配になるかもしれませんが、その必要はほとんどありません。
非正規修理店でiphoneを修理するメリット
修理代が安い
非正規修理店では、ほとんどの場合、正規修理店よりも安く修理してくれます。AppleCare+に加入していない場合、正規修理店で修理すると3万円以上かかることもめずらしくありません。
データが消えることがあまりない
正規修理店での修理では、多くの場合、データが消えてしまいます。非正規修理店での修理では、不具合のある箇所だけ修理、もしくは交換するため、データまで消えることはあまりありません。
すぐ修理してくれる
非正規店の場合、こわれたiphoneをそのまま持ち込めば、すぐに修理してくれます。故障の状況にもよりますが、最短15分程度で修理が終わる場合もあります。
非正規修理店でiphoneを修理するデメリット
AppleCare+が使えない
非正規修理店では、たとえAppleCare+に加入していたとしても、AppleCare+の枠組みの中で修理してもらえません。
Appleの保証対象から外れてしまう
非正規修理店で修理してしまうと、修理の内容によっては、その後、Appleの保証対象から外れてしまう場合があります。
部品の信頼性がやや不安
非正規修理店で使われる部品はAppleの正規部品ではありません。そのため、部品の信頼性においてはやや不安を感じる人もいます。
iphoneの修理は正規店と非正規店、どちらが得なのか比較

iphoneの修理は結局、正規店と非正規店、どちらが得なのでしょうか?「修理費用」「修理が終わるまでの時間」「修理のクオリティ」「保証」という面で比較してみましょう。
修理費用
正規修理店ではAppleCare+が使えます。しかし、それでも非正規修理店のほうが安上がりです。正規修理店では水没修理が保証内でできないため、水没修理の場合は非正規修理店のほうが、かなり安くなります。
修理が終わるまでの時間
直るまでの時間も非正規修理店に分があります。非正規修理店では即日、iphoneを修理してくれますが、正規修理店に依頼すると1週間前後の時間がかかります。
修理のクオリティ
修理のクオリティという点では、やはり正規部品を使う正規修理店に分があります。ただし、非正規修理店で使われている部品が決して粗悪品なわけではありません。
保証
修理終了後の保証は、正規修理店、非正規修理店、どちらの保証内容もあまり変わりません。正規修理店の場合は90日、もしくは購入時保証の残期間。非正規修理店の場合は店により異なりますが、やはり90日程度の場合が多いようです。
iphoneを水没させてしまったときの対処法

ここからは、iphoneを水没させてしまったときの対処法を紹介します。水没させた場合は、正しく対処しないと修理できなくなる可能性があります。
電源を入れたり使い続けたりしないことが重要
iphoneを水たまりなどに落としてしまった場合は、その場で適切に対応しましょう。まず、大前提として、iphoneを水没させてしまった場合、絶対に電源を入れてはいけません。iphoneを水没させてしまい、端末の電源が消えてしまうと反射的に電源に触れてしまいがちですが、基板が水に濡れた状態で電源を入れてしまうと、通電時にショートしてそのまま完全にこわれてしまうことがあります。iphoneを水没させてしまっても、そのまま使える場合がありますが、使用中に故障する可能性があるので使用をやめましょう。充電もダメです。
水没の場合の対処手順
1. ケースを外して水分を拭き取る
iphoneを水没させてしまったら、まずケースやカバー類を外します。その後、本体表面に残る水分を布などで拭き取ります。この際、ドライヤーで乾かそうとする人が多いのですが、絶対にやめてください。心臓部が熱によりこわれてしまう可能性があります。また、水分を取り除くために本体を振り回す人もいますが、これもやめてください。内部の水分を広い範囲に行き渡らせるだけです。
2. SIMを抜く
SIMを専用のパーツかクリップの先などを利用して抜き取ります。SIMが濡れたままだとそのまま使えなくなってしまうことがあるので、SIMの水分もしっかり取り除きます。
3. 急いで修理
水没修理の場合は、急いで非正規修理店に行きましょう。
まとめ

iphone修理について、正規修理店、非正規修理店を比較してみました。iphoneを修理する場合、AppleCare+への加入状況、信頼感、費用などを考慮して、ご自身で適切だと思う修理店を選ぶといいでしょう。ただし、水没修理の場合は、明らかに非正規修理店のほうにメリットがあります。